2008年7月7日月曜日

AMPLIFY 2008: light フェスティバル詳細


AMPLIFY 2008: light

□日程:2008年9月19日(金)〜21日(日)
□会場:キッド・アイラック・アート・ホール(東京・明大前)
□主催:アーストワイル・レコード

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■9/19(金)
  • 山内桂 solo
  • キース・ロウ/宇波拓
  • 中村としまる/吉田アミ
■9/20(土)
  • 吉村光弘 solo
  • Sachiko M solo(コンタクトマイク)
  • キース・ロウ solo
■9/21(日)
  • キース・ロウ/Sachiko M
  • 山内桂/吉村光弘
  • キース・ロウ/中村としまる
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◇開場 18:30 開演 19:00
◇料金(各日1ドリンク付) 1日券 3,200円 / 3日通しパス 9,000円
(3日通しパスのみ、メールで前売り予約を受け付けます。)

※問合せ・前売り予約は下記まで。
amplify2008 (at) gmail.com

http://home.att.ne.jp/theta/ny-jazz/amplify08_news.html

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■AMPLIFYフェスティバルについて

AMPLIFYは、ニューヨークを拠点とする「アーストワイル・レコード(Erstwhile Records)」の主宰ジョン・アビーのキュレートにより、世界各地で開催される実験・即興音楽の国際フェスティバル。2001年にニューヨークで第1回目AMPLIFYを開催後、02年に東京、03年にニューヨーク、04年にケルンとベルリン、05年にプラハで開催。毎回、同レーベルから作品を発表している演奏家を始め、世界各地の即興演奏家、エレクトロニクス奏者ら、実験音楽シーンをリードする先鋭的なアーティストが出演している。同レーベルは、1999年に設立。今回のフェスで初共演するキース・ロウ/Sachiko M、吉田アミ/中村としまるの各デュオのCDのリリースも、2009年に予定されている。

過去のフェスティバルの詳細はこちら。

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■キース・ロウ 2008年来日に寄せて

1995年と2000年に〈AMM〉のツアーで来日、02年には東京でAMPLIFYフェスに来日。キース・ロウにとって、今回が4度目の来日になる。

「日本の即興シーンからは、私が〈AMM〉で活動を始めた頃に受けた影響をくつがえすほどの大きな影響を受けました。それは、“待つ”ことの重要さや、沈黙の“間”の重要さ、時間の中に音を配置していくのではなく、“波動”として存在する音を意識すること、“自分”という存在と向き合い、その世界を深くシンプルに掘り下げていくような演奏(特にSachiko Mの演奏)、それらは現在の私に計り知れない影響を与えました。私にとって日本を訪れることは、単なる訪問以上の大きな意味があるのです。こうして再び日本を訪れ、私が尊敬する日本の即興演奏家たちと共演できることは、この上ない喜びです。」(キース・ロウ談 2008年6月24日)

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<出演者 略歴>

■キース・ロウ(guitar/electronics)
英国生まれ、フランス在住。プリペアド・ギター、テーブルトップ・ギターの先駆者であり、1965年から英国の伝説的即興グループ〈AMM〉のギタリストとして活躍、欧州即興シーンの先駆的存在として多大な影響を与えてきた。現在はソロ活動の他、世界各地の即興演奏家と精力的にコラボレーションを展開している。

■Sachiko M (sinewaves)
1994年からサンプラー奏者として活躍。1998年、今ままでのスタイルを一変させ、サンプラー自体がもともと持っているテスト・トーン(=サインウェイヴ)を再利用した独自のサンプラー奏法を開始。2000年サインウェイヴだけを使ったエクストリームなソロ『Sine Wave Solo』を発表、各方面からの注目を一気に集める。近作ソロCD「salon de sachiko」(hitorri-111)、サウンドインスタレーション「I'm here」。

■中村としまる (no-input mixing board)
小型オーディオ・ミキサーに帰還に因る発振を起こらしめるようにしむけて、「ノーインプット・ミキシング・ボード」と名づける。それを用いて即興演奏を行う。

■吉田アミ (前衛/文筆/音楽家)
超絶高音ハウリング・ヴォイス奏法の第一人者として国内外で高い評価を受ける。2003年アルスエレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門でゴールデンニカを受賞。また、文筆家としてカルチャー誌を中心にレビューや評論を発表、著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品『サマースプリング』(太田出版)がある。濃縮雑誌「エクス・ポ」に吉田アミ&雨宮まみ「お悩み相談室」が好評連載中!

■宇波拓 (computer/guitar)
76年、東京出身。ギターなどの弦楽器や、ものの振動を用いた演奏。おもなプロジェクトに、Mattinとの「死霊のコンピューター」や古池寿浩、江崎將史らとの軽音楽バンド「ホース」など。共演者に、ラドゥ・マルファッティ、ジャン=リュック・ギオネ、ロードリ・デイヴィス、杉本拓、大蔵雅彦、中尾勘二ほか多数。hibari music主宰。

■山内桂 (sax)
1954年大分県別府市生まれ。大分市在住。松山の大学でサックスと即興演奏を始める。2002年10月に脱サラし、以降、音楽活動に専念。音そのものの響き、細胞レベルのコミュニケーションによる独自のサウンド・アート“SALMO SAX”を探究し、ソロを中心に国内外で活動中。08年8月、新たな出発点ともいえる「salmosax ensemble」(多重録音)によるCD「祝子(houri)」発表決定。

■吉村光弘 (headphone/microphone feedback)
ヘッドフォン/マイクロフォン・フィードバック奏者。春から初夏の間の夜に聞くことができる虫、「クビキリギス」のような音色で即興演奏を行う。録音作品として、ソロCDに「and so on」、杉本拓とのデュオに「not BGM and so on」などがある。

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※フェスティバルの直前に下記の関連ライブもあるそうです。

◇9/17(水)〈Salmo Rise 4〉@門仲天井ホール
出演/山内桂、中村としまる

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